今回は、AnthropicのClaude Codeを使って「1pxトリミンくん」という画像トリミングアプリを作成してみました。実際の体験をもとに、Claude Codeの導入から使い方まで詳しく解説します。

1pxトリミンくん
https://code-plus.jp/app/1px-trimmer/

他のAIコーディングツールとの比較

AIでアプリを作成できるツールは複数ありますが、それぞれ特徴が異なります:

Claude Code

  • 特徴: コマンドライン型、自然言語での指示が得意
  • 向いている用途: シンプルな単機能アプリ、ファイル処理
  • メリット: ローカル実行、プライバシー保護、完成度高い
  • デメリット: APIキー設定が必要、ターミナル操作が必要

Bolt.new

  • 特徴: Webベース、複雑なアプリ向け
  • 向いている用途: 本格的なWebアプリケーション
  • メリット: ブラウザだけで完結、高機能
  • デメリット: 簡単なアプリには少しオーバースペック

Cline(旧Claude Dev)

  • 特徴: VS Code拡張
  • 向いている用途: 既存プロジェクトの改修、開発者向け
  • メリット: 既存の開発環境と統合
  • デメリット: プログラミング知識が必要

料金について

Claude CodeはAnthropic APIを使用するため、使用量に応じた従量課金です。

  • 実際の費用: 今回のようなシンプルなアプリ作成で約USD 3.35(約500円)
  • 課金方式: 入力・出力トークン数による従量制
  • 確認方法: Anthropic ConsoleのCostページで確認可能

小規模なアプリであれば数百円程度なので、試してみるハードルは比較的低いと言えるでしょう。

インストールと初期設定

1. Claude Codeのインストール

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

よくあるトラブル: 権限エラーが発生する場合

sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code

2. APIキーの取得と設定

  1. Anthropic Consoleでアカウント作成
  2. API Keysページで新しいキーを作成
  3. Claude Code起動時にキーを設定

3. 起動方法

npx @anthropic-ai/claude-code

重要: プロジェクト専用フォルダで起動することを強く推奨します。

プロジェクトフォルダの作成

Claude Codeは起動したディレクトリでファイルを作成するため、事前にプロジェクト用フォルダを作成しましょう:

mkdir my-app-project
cd my-app-project
npx @anthropic-ai/claude-code

ホームディレクトリで起動してしまうと、ファイルが散らかってしまうので注意が必要です。

効果的な指示の出し方

1. 具体的で詳細な要件を伝える

❌ 悪い例:

画像を編集するアプリを作って

✅ 良い例:

画像を1pxずつトリミングするWebアプリを作ってください。

要件:
- ドラッグ&ドロップで複数の画像をアップロード可能
- 各画像の上下左右を1pxずつトリミング
- 処理後の画像をまとめてダウンロード
- シンプルでわかりやすいUI(イメージオプティムのような感じ)
- ローカルで動作するWebアプリとして作成

用途:Webサイト用画像のフチの透明部分を除去したい

2. 段階的に改良を依頼する

最初から完璧を求めず、基本機能を作ってもらってから改良していくのがコツです:

  1. 基本機能の実装を依頼
  2. UIの調整を依頼
  3. 細かい仕様変更を依頼

3. 参考デザインがある場合は画像で共有

「イメージオプティムのようなUI」など、具体的な参考があると、より理想に近いものができます。

実際の開発体験

今回作成した「1pxトリミンくん」は以下の流れで完成しました:

  1. 初期要件の伝達(10分)
  2. 基本機能の実装(Claude Codeが自動生成)
  3. UIの調整依頼(5分)
  4. 動作の簡素化(不要なボタン削除など)
  5. レイアウトの微調整(390px高さ指定など)

全体で約30分程度で、実用的なアプリが完成しました。

Chromeの「ページをアプリとしてインストール」機能

作成したWebアプリは、Chromeの機能を使ってデスクトップアプリのように使用できます:

インストール方法

  1. 作成したHTMLファイルをChromeで開く
  2. アドレスバー右端の「⋮」メニューをクリック
  3. 「ページをアプリとしてインストール」を選択
  4. アプリ名を設定して「インストール」

メリット

  • 独立したウィンドウ:ブラウザのタブに埋もれない
  • デスクトップアクセス:アプリ一覧から直接起動可能
  • クリーンなUI:ブラウザのアドレスバーやタブが非表示
  • オフライン動作:ネット接続不要(今回のアプリの場合)

まとめ

Claude Codeは、プログラミング初心者でも本格的なWebアプリを作成できる強力なツールです。特に:

  • シンプルな単機能アプリに最適
  • 自然言語での指示で直感的
  • ローカル実行でプライバシー安心
  • 料金も手頃(数百円程度)

今回のような画像処理アプリなら30分程度で実用レベルのものが完成します。AI開発ツールを試してみたい方は、ぜひClaude Codeから始めてみてください。


参考リンク