WordPress対応の主要レンタルサーバー比較表【2026年7月最新版】

WordPress を運用できる、主要な国内レンタルサーバー 13 プランを、
「初期割引・キャンペーン価格を含まない、実際の更新時の月額料金」を基準にまとめました。

⚠️ 料金はすべて更新時の実際の月額(税込・12ヶ月契約換算)を記載しています。初回割引キャンペーン価格は含みません。
(2026年7月時点の情報)


主要スペック比較表

サーバー名 更新料金 容量 アップロード
上限
ファイル数
制限
ドメイン数 Webサーバー
カラフルボックス
(BOX1)
638円 200GB 2GB 非公開 100個 LiteSpeed/
Apache
カラフルボックス
(BOX2)
1,166円 700GB 2GB 非公開 100個 LiteSpeed/
Apache
mixhost
(ライト)
968円 100GB 256MB 非公開 無制限 LiteSpeed
mixhost
(スタンダード)
1,518円 無制限 256MB 非公開 無制限 LiteSpeed
ConoHa WING
(ベーシック)
1,442円 500GB 128MB 非公開 無制限 nginx/
Apache
エックスサーバー
(スタンダード)
1,100円 500GB
※実質 約20GB
200MB 100万 無制限 nginx/
Apache
シン・レンタルサーバー
(ベーシック)
1,232円 700GB 200MB 非公開 無制限 nginx
ヘテムル 2,255円 600GB 100MB 非公開 無制限 nginx/
Apache
さくらインターネット
(スタンダード)
550円 300GB 10MB 非公開 無制限 Apache
ロリポップ!
(ライト)
539円 350GB
※実質 約6GB
600MB 30万 200個 LiteSpeed
スターサーバー
(ライト)
418円 350GB
※実質 約6GB
50MB 30万 200個 nginx
スタードメイン
特典サーバー
ドメイン料金のみ 5GB 不明 10万 5個 nginx
タダサーバー
(カラフルボックス)
ドメイン料金のみ 5GB 不明 非公開 1個 LiteSpeed/
Apache


⚠ 補足:ファイル数上限が「実質容量」を決める

比較表の「容量」だけを見ると誤解しやすいのですが、ファイル数上限が低いプランでは、ディスクの数%しか使わないうちにファイル数上限で書き込み不能になります。WordPress は画像 1 枚アップロードするたびに 5〜10 個のサムネイルを自動生成し、キャッシュ系プラグインを入れるとページごとに複数のキャッシュファイルが生成されます。実際のサイトデータで「1ファイル 20KB 前後」が平均的な数字です。

これを踏まえた各サーバーの実質使える容量の目安:

サーバー 表示容量 ファイル数上限 実質使える容量 律速要因
カラフルボックス(BOX2) 700GB 非公開(高水準) 表示に近い 実質容量律速
エックスサーバー(スタンダード) 500GB アカウント 100 万 約 20GB ファイル数律速
さくらインターネット(スタンダード) 300GB 1ディレクトリ 5 万推奨 約 300GB 実質容量律速
ロリポップ!(ライト) 350GB アカウント 30 万 約 6GB ファイル数律速
スターサーバー(ライト) 350GB アカウント 30 万 約 6GB ファイル数律速

セキュリティ機能比較表

サーバー名 WAF IDS/
IPS
Web改ざん
検知
Imunify
360
IP
制限
地域分散
BK
評価
カラフルボックス
(BOX1)
⭐️ 最強クラス
カラフルボックス
(BOX2)
⭐️ 最強クラス
mixhost
(ライト)
○ 標準的
mixhost
(スタンダード)
○ 標準以上
ConoHa WING
(ベーシック)
○ 使いやすさ重視
エックスサーバー
(スタンダード)

(※ビジネス以上)
○ バランス型
シン・レンタルサーバー
(ベーシック)
◎ WordPress特化
ヘテムル ⚠ 有料 △ 最低限
さくらインターネット
(スタンダード)
⚠ 有料 △ 最低限
ロリポップ!
(ライト)
△ 最低限
スターサーバー
(ライト)
○ 標準
スタードメイン
特典サーバー
○ 標準
タダサーバー
(カラフルボックス)
△ 無料相応

※ エックスサーバーの Web 改ざん検知は「ビジネスプラン(月額3,762円〜)以上」のみの機能で、スタンダードプランでは利用できません。

セキュリティ用語

  • WAF:Web アプリケーションファイアウォール。SQL インジェクション・XSS 等の攻撃をブロック
  • IDS/IPS:不正侵入の検知・防止システム
  • Web 改ざん検知:サイトが改ざんされた際に通知する機能
  • Imunify360:AI 搭載の新しい世代の統合セキュリティ。WAF・IDS/IPS・マルウェア検知・駆除を包括
  • 地域分散 BK:東西のデータセンターに分散してバックアップを保存(災害対策)

各サーバーの特徴まとめ

カラフルボックス(BOX1)

こんな人向け:セキュリティ最強 × コスパを両立したい人

Imunify360・WAF・IDS/IPS・マルウェア対策標準搭載に加え、東日本・西日本のデータセンターへの地域分散バックアップが最大の差別化ポイント。月額 638 円でこの機能水準はコスパ最高クラス。LiteSpeed 採用で表示速度も高速。アップロード上限が 2GB と他社より大幅に大きい。個人ブログ〜小規模サイトなら BOX1 で十分

カラフルボックス(BOX2)

こんな人向け:本格的な WordPress 運用でセキュリティも重視したい人

SSD 容量 700GB・vCPU 6コア・メモリ 8GB とスペックが大幅に増強される BOX1 の上位版。セキュリティ機能は BOX1 と同等(地域分散 BK 含む)で、12ヶ月契約なら月額 1,166 円と、mixhost(スタンダード)よりコストが低い。複数サイト運営、事業用途ならこちら

mixhost(ライト)

こんな人向け:LiteSpeed の速度を最安で試したい人

2025年に新設された低価格プラン。100GB / NVMe SSD / LiteSpeed / WAF / Web 改ざん検知と、この価格帯としてはかなり充実。ただし自動バックアップなし・転送量 50GB/月上限という制約あり。個人ブログ・小規模サイトのお試し用として。データが増えてきたらスタンダードへの変更を推奨。

mixhost(スタンダード)

こんな人向け:LiteSpeed の高速性と NVMe SSD をフル活用したい人

Imunify360 搭載こそないが、WAF・Web 改ざん検知・LiteSpeed・NVMe SSD・HTTP/3・自動高速化 RocketBooster・稼働率 99.99% 保証と技術スタックが最新。スタンダード以上はディスク容量が実質無制限。地域分散バックアップがないという弱点はあるが、速度・機能面ではカラフルボックスと双璧。

ConoHa WING(ベーシック)

こんな人向け:使いやすさ・速度にこだわりたい人

WEXAL 搭載による高速表示と、直感的な管理画面が強み。NVMe SSD 採用。WAF の設定がきめ細かく、特定のルールだけ ON/OFF できる。一方で IDS/IPS・Web 改ざん検知は非搭載。

エックスサーバー(スタンダード)

こんな人向け:信頼性・老舗を求める人

国内シェア No.1。NVMe SSD 採用でストレージ性能も高水準。WAF と国外 IP 制限に加え、全プラン共通で「クラウドセキュア セキュリティ診断」(インフラ側の脆弱性を定期診断)が実装。ただしサイト側のWeb 改ざん検知は ビジネスプラン(月額3,762円〜)以上のみでスタンダードは対象外。

シン・レンタルサーバー(ベーシック)

こんな人向け:WordPress の速度と WordPress 特化のセキュリティを重視したい人

エックスサーバー株式会社が 2021 年に立ち上げた「新技術先行導入」ブランド。KUSANAGI・NVMe SSD RAID10・XPageSpeed の組み合わせで、公式発表では 2025年時点で「国内最速No.1」の処理速度(1,104 リクエスト/秒、2 位の2倍)。セキュリティは WAF・自動バックアップ・プラグイン『CloudSecure WP Security』 が全プラン標準装備。エックスサーバーより速度、mixhost より信頼性、という中間ポジション。

ヘテムル

こんな人向け:使い慣れている人(※引っ越し推奨)

2022年にベーシックプランの新規申込が停止され、現在は 1 プラン構成(600GB / 転送量無制限)のみに。12ヶ月契約で月額 2,255円と、比較表の中ではかなり割高。GMO ペパボが運営し知名度は高いが、新規契約で積極的に選ぶ理由は薄い。既存契約者は引っ越しを推奨。

さくらインターネット(スタンダード)

こんな人向け:とにかくコストを抑えたい老舗

月額 550 円(12ヶ月契約)の圧倒的なコスパが強み。ただし Web サーバーが Apache のため速度面で他社に劣る。セキュリティは WAF(SiteGuard)標準搭載だが、Web 改ざん検知は有料オプション(990 円/月〜)となり、IDS/IPS は非搭載。アップロード上限が 10MB と極端に小さい点は WordPress のメディアライブラリ活用時等に注意。

ロリポップ!(ライト)

こんな人向け:小規模サイト・個人ブログを格安で始めたい人

月額 539 円と最安水準。基本的な WAF や海外アタックガードは備わっているものの、過去にパーミッション設定不備による大規模ハッキング被害があった経緯があり、セキュリティ意識の高いサイト運営には不向き。コスト優先の割り切りが必要

スターサーバー(ライト)

こんな人向け:エックスサーバー互換システムでコストを抑えたい人

エックスサーバーのシステムをベースとしており、管理画面の使い勝手やセキュリティ機能(WAF・国外 IP 制限)が近い。NVMe SSD 採用でストレージ性能も本家に近い。旧サービスから大幅リニューアルされ、容量が 350GB に大幅増強。月額 418 円と安価だが容量 350GB とやや少なめ。

スタードメイン特典サーバー

こんな人向け:激安で、WordPressサイトが一つで良い人

スタードメインのドメイン料金のみで利用できる特典サーバー。エックスサーバーシステムベースで WAF・国外 IP 制限あり。ただし容量 5GB、バックアップなし、サポートなし。容量が少なくて、WordPressサイトが1つで良い場合は視野に

タダサーバー(カラフルボックス)

こんな人向け:独自ドメインを持っていて無料で運営したい人

カラフルボックスが提供する完全無料のレンタルサーバー。広告なし・WordPress 対応・独自 SSL ありで、ポートフォリオや学習用途には十分。容量 5GB・メールアカウント 1個・バックアップなし・サポートなし・メール送信数(1時間 10 通)という制約があり、本格運用には向かない。独自ドメインを持っていれば費用は 0 円(ドメイン代のみ)。


用途別おすすめ早見表

用途 おすすめ
コスパ最高・高セキュリティ カラフルボックス(BOX1)
本格運用・容量重視 カラフルボックス(BOX2)/ mixhost(スタンダード)
速度・使いやすさ ConoHa WING(ベーシック)
老舗・知名度重視 エックスサーバー(スタンダード)
WordPress の速度最重視 シン・レンタルサーバー(ベーシック)
とにかく格安で始めたい ロリポップ!(ライト)/さくらインターネット
無料で試したい タダサーバー(ドメイン代のみ)
企業サイト・BCP 対策重視 カラフルボックス(BOX1・地域分散 BK 標準)

まとめ:3つの選び方軸

改めて整理すると、選び方の軸は次の 3 つに集約されます。

  1. セキュリティ・BCP 重視:カラフルボックス(BOX1/BOX2)が頭ひとつ抜けている。Imunify360 と地域分散バックアップの両方を標準搭載しているのは実質ここだけ。

  2. 速度・技術先進性重視:mixhost(スタンダード)とシン・レンタルサーバー(ベーシック)の 2 択。前者は LiteSpeed + NVMe SSD + 容量無制限、後者は KUSANAGI + NVMe SSD RAID10。

  3. コスト重視:スターサーバー(ライト・418円)・ロリポップ!(ライト・539円)・さくらインターネット(スタンダード・550円)が三強。ただしセキュリティ・速度は割り切りが必要。容量が少なくWordPressサイトが一つでよければ、スタードメイン特典サーバーも視野に。

「クライアントサイトの本番運用でセキュリティも速度も欲しい」なら BOX1・BOX2 が現時点でのバランス最適解、というのが本記事の結論です。


※料金・スペックは 2026 年 7 月時点の情報です。キャンペーン価格は含みません。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。