WordPressで記事を運営していると、「朝8時に記事を更新してほしい」「営業時間外にお知らせを切り替えたい」といった要求を受けることがあります。通常なら指定時刻に出社して手動で更新するしかありませんが、Yoast Duplicate Postの「書き換え&再公開」機能を使えば、予定日時に自動で記事内容を入れ替えることができます。
この機能は意外と知られておらず、多くの解説記事でも触れられていませんが、実際に使ってみると非常に便利な機能です。
WordPress標準機能では実現できないこと
まず、この機能がなぜに便利なのかを理解するために、WordPress標準機能の限界を確認しましょう。
WordPress標準の「予約投稿」
- 新しい記事を指定日時に公開する
- 既存記事の内容を入れ替えることはできない
Yoast Duplicate Postの「書き換え&再公開」
- 既存記事の内容を指定日時に新しい内容に入れ替える
- URLや投稿IDはそのまま維持
- SEO価値やブックマークを失わない
つまり、「新しい記事を予約投稿する」のではなく、**「既存記事の内容を予約更新する」**という、WordPress標準では不可能な機能なのです。
解決できる実務上の課題
従来の問題
- 早朝更新: 朝8時更新のために早起きして出社
- 休日・深夜対応: 担当者が休日や深夜に作業する必要
- 更新忘れリスク: 人的ミスによる更新漏れ
この機能による解決
- 事前準備: 平日の業務時間内に更新内容を準備完了
- 自動実行: 指定時刻に確実に更新される
- 確実性: 人的ミスや忘れがない
- ワークライフバランス: 休日出勤や早朝出社が不要
実際の使い方
1. プラグインのインストール
WordPress管理画面から「Yoast Duplicate Post」を検索してインストール・有効化します。
2. 記事の書き換え予約設定
ステップ1: 「書き換え&再公開」を選択
- 投稿一覧で更新したい記事の「書き換え&再公開」をクリック
- 既存記事の複製が作成される

ステップ2: 新しい内容を編集
- 複製された下書きで新しい内容を編集
- 元の記事は公開状態のまま保持される
- 途中で下書き保存も可能
ステップ3: 予約更新の設定
- 編集完了後、公開日時を未来の日時に設定
- ボタンが「Schedule republish」に変化
- 「Schedule republish」をクリックして予約完了

3. 自動更新の実行
設定した日時になると:
- 元の記事の内容が新しい内容に自動で入れ替わる
- URLや投稿IDは変更されない
- 複製記事は自動で削除される
活用シーン
企業サイト
- 朝8時のプレスリリース更新: 前日に準備して自動更新
- 営業時間外のメンテナンス情報切り替え: 深夜の自動更新
- 週末のキャンペーン情報更新: 担当者不在でも確実に更新
- 緊急お知らせの予約掲載: 事前に準備して指定時刻に公開
ブログ・メディアサイト
- 海外旅行中の記事更新: 時差を気にせず日本時間で更新
- 深夜・早朝の投稿タイミング調整: 最適な時間に自動公開
- 定期コンテンツの自動切り替え: 月次レポートなどの定期更新
- イベント告知の自動更新: 開催直前の詳細情報追加
他のプラグインとの比較
PublishPress Revisions
- 無料版では基本機能のみ
- カスタムフィールドは有料版(年間$79〜)が必要
WP Post Branches
- 4年以上更新停止
Yoast Duplicate Postの優位性
- 完全無料
- 継続的なアップデート
- 直感的で分かりやすい操作
まとめ
Yoast Duplicate Postの「書き換え&再公開」機能は、WordPress標準では実現できない「既存記事の予約更新」を可能にする便利な機能です。
「朝8時に記事を更新しろ」と言われて困った経験がある方、定期的なコンテンツ更新を効率化したい方には、ぜひ試していただきたい機能です。
この機能を知らずに早起きして更新作業をしている方も多いと思いますが、一度設定方法を覚えれば、コンテンツ管理が格段に楽になります。WordPressでの記事運営をより効率的に行うために、積極的に活用してみてください。