きっかけ:URLを渡してAIに校正させたかった

Webページの校正を目視でやっていると、どうしても見落としが出る。
「AIに校正させたい」と思ったのは自然な流れでした。


    HTMLファイルを渡してみた。

    最初に試したのは、HTMLファイルをClaudeにアップロードして誤字チェックしてもらう方法。
    これは機能したし、実際に 「ティスカウントストア」→「ディスカウントストア」 という誤字もきちんと発見してくれた。

    しかし、「毎回HTMLファイルを渡すのが面倒」という問題。
    コーディング中ならファイルが手元にあるが、そうでない場合はひと手間かかる。
    面倒だから結局やらなくなる、という未来が目に見えている。


    URLを直接渡してみた。

    結果は…

    ROBOTS_DISALLOWED: URL is disallowed by robots.txt rules
    

    テスト環境には Disallow: / が設定されていたため、AIがアクセスできなかった。
    本番環境ならいいが、テスト環境で校正の度に robots.txt を書き換えるわけにもいかない。


    Claude Codeでパイプ処理を試す

    次に試したのがClaude Codeのパイプ処理だ。

    curl -s https://www.testsite.jp/ 
      | claude -p "以下のHTMLの日本語テキストの誤字脱字をチェックして。HTMLタグは無視してテキスト部分だけ確認すること。"
    

    ローカルからのcurlアクセスならrobots.txtは関係ない。
    日付の誤記(2024. 03. 142026. 03. 14)は発見した。

    しかし、「ティスカウントストア」の誤字は見逃した。

    原因はHTMLの処理中に要約が入ってしまい、テキストが欠落したためと思われる。
    ログにも「要約されてしまったので、実際の日本語テキストを取得し直します」と出ていた。


    Claude in Chromeを試してみた

    そこで Claude in Chrome を試してみた。
    Claudeが公式に提供しているChrome拡張機能で、ブラウザで表示しているページをそのままAIに渡せる。

    指示はシンプルにこうした:

    今見ているこのHTMLの日本語テキストの誤字脱字をチェックして
    https://www.testsite.jp/
    

    ブラウザで表示しているページなので、robots.txtは一切関係なし。
    テスト環境のページも問題なくチェックできた。

    結果がこれだ:

    # 場所 現状 修正案
    お知らせ日付 2024. 03. 14 2026. 03. 14(要確認)
    お知らせ日付 2026. 02 .06 2026. 02. 06(スペース位置)
    買物施設の説明文 ティスカウントストア ディスカウントストア

    Claude Codeが見逃した 「ティスカウントストア」 もしっかり検出。
    さらに 2026. 02 .06 のスペース位置のズレまで指摘してきた。
    言われてみれば確かにおかしい。目視ではほぼ気づけないレベルの指摘だ。


    Claude Code vs Claude in Chrome 比較まとめ

    比較項目 Claude Code Claude in Chrome
    robots.txt制限 ローカルからなら回避可 多くの関係なし
    誤字脱字の検出精度 △ テキスト欠落あり ◎ 高精度
    スペース・表記ゆれ ◎ 細かく検出
    実行の手軽さ コマンド入力が必要 ◎ ブラウザから即実行
    処理速度 やや遅い(1分34秒) 速い

    使い分けの結論

    • 誤字脱字・表記ゆれのチェックClaude in Chrome
    • 文字コード・技術的な異常値の検出 → Claude Code

    日常的なWebページ校正には Claude in Chrome が圧倒的に使いやすい。
    ブラウザで表示して「このページ校正して」と言うだけで完結するシンプルさが、
    「面倒だからやらなくなる」問題を解消してくれて、なかなか良かったです。

    Claude in Chrome | Claude Claudeは、入れ子になった数式から複数のシート間の依存関係まで、ブック全体を把握します。

    Claude in Chromeはベータ機能のため、今後仕様が変わる可能性があります。