チラシやInstagramなどの広告で「どこから来た人なのか」を知りたいと思ったことはありませんか?GA4(Google Analytics 4)のURL生成ツールを使えば、QRコードやリンクごとに流入元を細かく追跡できるようになります。

今回は、実際の運用例を交えながら、初心者にも分かりやすくその方法をご紹介します。

なぜキャンペーン追跡が必要なの?

例えば、以下のような広告を同時に展開している場合を考えてみましょう:

  • 地下鉄の車内広告(QRコード付き)
  • Instagramの投稿(QRコード付き)
  • 郵送チラシ(QRコード付き)

通常のURLを使っていると、どの広告から来た人なのか判別できません。しかし、UTMパラメータという特別な追跡コードを付けたURLを使うことで、どの広告が最も効果的なのかを明確に把握できるようになります。

UTMパラメータとは?

UTMパラメータとは、URLに追加する特別なタグのことです。以下の5つの要素で構成されています:

必須パラメータ

  • utm_source(参照元):どこから来たかの大元(例:Instagram、地下鉄、郵送チラシ)
  • utm_medium(メディア):広告の形式(例:QRcode、social、print)
  • utm_campaign(キャンペーン):キャンペーン名(例:春のキャンペーン、新商品PR)

オプションパラメータ

  • utm_content(コンテンツ):同じ広告内での違いを区別(例:上部ボタン、下部ボタン)
  • utm_term(キーワード):検索広告のキーワード

実践的な設定例

❌ 分かりにくい設定例

地下鉄広告:
utm_source=qrcode
utm_medium=subway

Instagram投稿:
utm_source=instagram
utm_medium=instagram

この設定だと、GA4のレポートで「instagram」が参照元とメディア両方に表示されて混乱してしまいます。

✅ 推奨する設定例

地下鉄広告:
utm_source=subway
utm_medium=QRcode
utm_campaign=2025spring

Instagram投稿:
utm_source=instagram
utm_medium=QRcode
utm_campaign=2025spring

郵送チラシ:
utm_source=postal
utm_medium=QRcode
utm_campaign=2025spring

この設定なら、GA4で以下のように明確に区別できます:

セッション参照元レポート

  • subway(地下鉄からの流入)
  • instagram(Instagramからの流入)
  • postal(郵送チラシからの流入)

セッションメディアレポート

  • QRcode(すべてQRコード経由と分かる)

URL生成ツールの使い方

1. Googleの公式ツールを使用

Campaign URL Builderにアクセス:
https://ga-dev-tools.web.app/ga4/campaign-url-builder/

2. 必要な情報を入力

Website URL: https://example.com
Campaign ID: 任意(空欄でもOK)
Campaign Source: instagram
Campaign Medium: QRcode
Campaign Name: 2025spring
Campaign Term: 空欄
Campaign Content: 空欄

3. 生成されたURLをコピー

完成したURLは以下のようになります:

https://example.com/?utm_source=instagram&utm_medium=QRcode&utm_campaign=2025spring

 

このURLでQRコードを作成すれば、Instagram経由の流入として追跡できます。

QRコード作成のおすすめサイト

UTMパラメータ付きのURLでQRコードを作成する際は、以下のようなサイトが便利です:

  • QRのススメ(無料)
  • Google Chart API(技術者向け)

GA4での確認方法

設定したキャンペーンデータは、GA4の以下のレポートで確認できます:

  1. レポート集客トラフィック獲得
  2. セッション参照元 / メディアでフィルタリング

実際の運用例では、以下のような結果が得られます:

セッション参照元:
1. (direct) - 2,286ユーザー(直接流入)
2. google - 175ユーザー(Google検索)
3. subway - 44ユーザー(地下鉄広告)
4. instagram - 30ユーザー(Instagram)

運用のコツとベストプラクティス

命名規則を統一する

チーム内で命名規則を決めておきましょう:

参照元(utm_source):
- subway(地下鉄)
- instagram(Instagram)
- facebook(Facebook)
- postal(郵送)
- email(メール)

メディア(utm_medium):
- QRcode(QRコード)
- social(SNS投稿)
- paid(有料広告)
- print(印刷物)

大文字・小文字を統一する

UTMパラメータは大文字・小文字を区別するため、すべて小文字で統一することをおすすめします。

定期的にレポートをチェック

月1回程度、各キャンペーンの効果を確認し、効果の高い媒体に予算を集中させましょう。

まとめ

URL生成ツールとUTMパラメータを活用することで:

  • どの広告が最も効果的かが分かる
  • 予算配分の最適化ができる
  • ROI(投資対効果)が測定できる
  • データに基づいた意思決定ができる

最初は少し手間に感じるかもしれませんが、継続することで必ず成果につながります。ぜひ今日から始めてみてください!


参考リンク