SEO(Search Engine Optimization)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、サイトを見つけてもらいやすくするための対策です。
良いコンテンツを作っても、見つけてもらえなければ読まれません。SEOは、サイトを必要としている人へ届けるための「道筋づくり」です。
WordPressサイトを前提に、 最初に導入すべき設定と、その簡単なやり方 をまとめます。
結論:最初にやる順番
| 順番 | やること | 目的 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 1 | Google Search Console に登録 | 検索での状況を見えるようにする | 低 |
| 2 | XMLサイトマップを送信 | ページを検索エンジンに伝える | 低 |
| 3 | タイトル・メタディスクリプションを設定 | 検索結果でクリックされやすくする | 低 |
| 4 | noindex を整理 | 不要なページを検索結果に出さない | 低 |
| 5 | OGP を設定 | SNSで共有されたときの見え方を整える | 低 |
| 6 | パンくずリストを設置 | サイト構造を伝える | 中 |
| 7 | GA4 を導入 | 訪問者の動きを計測する | 低 |
1と2を先に済ませるのがポイント です。検索状況を見られないまま対策しても、効果があったのか判断できません。
1. Google Search Console に登録する
Search Console は、「どんな検索キーワードで表示され、何回クリックされたか」を確認できるGoogle公式の無料ツールです。SEOの確認作業は、ほぼここが起点になります。
手順
- Google Search Console にアクセスし、プロパティを追加する
- 所有権を確認する(DNSレコード、またはHTMLタグのどちらか)
- 登録後、データが溜まるまで数日待つ
「ドメイン」で登録するとhttp/https・wwwの有無をまとめて見られます。DNSの設定ができない場合は「URLプレフィックス」で登録します。
2. XMLサイトマップを用意して送信する
XMLサイトマップは、サイト内のページ一覧を検索エンジンに伝えるファイルです。
WordPress標準機能で足りる
WordPress 5.5以降は、プラグインなしで https://あなたのサイト/wp-sitemap.xml が自動生成されます。まずブラウザでこのURLを開いて表示されるか確認します。
標準のサイトマップは、特定のページだけ除外するといった細かい制御が苦手です。そこまで必要になったら、SEOプラグインのサイトマップ機能に切り替えます(プラグインを入れると、標準のサイトマップと置き換わる場合があります)。
送信手順
- Search Console の「サイトマップ」を開く
wp-sitemap.xmlを入力して送信する- ステータスが「成功しました」になればOK
3. タイトルとメタディスクリプションを設定する
検索結果に表示される 見出し(タイトル)と説明文(ディスクリプション) です。順位だけでなく「クリックされるかどうか」に直結します。
| 項目 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| タイトル | 全角30文字前後 | ページごとに固有にする。重要な言葉を前半に置く |
| ディスクリプション | 120文字前後 | そのページで何がわかるかを具体的に書く |
注意点があります。
- 長すぎると検索結果で途中が省略されます
- ディスクリプションは検索順位を直接上げる要素ではありませんが、 クリック率に影響 します
- Googleが検索語句に合わせて表示内容を書き換えることもあります
設定する方法
WordPress標準には、メタディスクリプションの入力欄がありません。次のどれかで設定します。
- テーマやSEO機能つきプラグイン(『ExUnit』のような機能追加プラグインなど)の入力欄を使う
- 投稿の抜粋をディスクリプションとして出力する機能を使う
- SEOプラグイン(All in One SEO / Yoast SEO)の入力欄を使う
トップ、会社概要、お問い合わせなど、 検索結果に出やすい主要ページから 先に直します。
4. noindex を整理する
noindex は「このページは検索結果に出さないで」とGoogleに伝える設定です。
noindex にしたほうがよいページ
- お問い合わせ完了ページ(サンクスページ)
- サイト内検索の結果ページ
- 中身の薄いタグ・著者アーカイブ
- 公開前のテストページ
注意点
- 公開後も「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないか 確認する(WordPress「設定」→「表示設定」。サイト全体が検索に出なくなる、よくある失敗です)
- noindex のページは、サイトマップから外す
- ページ単位の noindex は、テーマ・プラグインの投稿画面の設定で行う
5. OGP(SNS表示)を設定する
OGPは、FacebookやXなどでURLが共有されたときの タイトル・説明・画像 を指定する設定です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| og:title | 共有時のタイトル |
| og:description | 共有時の説明文 |
| og:image | 共有時の画像(1200×630px程度が目安) |
設定したら、metatags.io などのプレビューツールで、実際の見え方を確認します。OGPはSEO順位への直接効果は小さいものの、共有されたときのクリックに効きます。
設定場所は、タイトル・ディスクリプションと同じく、テーマ・機能追加プラグイン・SEOプラグインのいずれかです。
6. パンくずリストを設置する
パンくずリストは、「トップ > 事業紹介 > 保守管理」のような現在地の表示です。ユーザーの迷子防止になり、サイト構造を検索エンジンに伝える助けにもなります。
設置方法
| 方法 | 向いている人 |
|---|---|
| SEOプラグインの機能 | コードを触りたくない |
| 専用プラグイン(Breadcrumb NavXT など) | プラグイン1つで済ませたい |
| テーマにPHPで書く(ウィジェット含む) | 見た目や構造を細かく制御したい |
構造化データ(BreadcrumbList)も一緒に出力されるかは、方法によって異なります。導入後に確認します。
7. GA4 を導入する
GA4(Google Analytics 4)は、 訪問者数・見られたページ・流入元 を計測するツールです。Search Consoleは「検索結果まで」、GA4は「サイトに来てから」を見ます。
導入方法は2通り
- 計測タグを
<head>に貼る (プラグイン不要) - 連携プラグインを使う
タグを貼る場合は、テーマを直接編集せず、子テーマの functions.php などに書きます(テーマ更新で消えるのを防ぐため)。
add_action('wp_head', function () { ?>
<!-- Google tag (gtag.js) -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-XXXXXXXXXX"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
</script>
<?php });
G-XXXXXXXXXX は、GA4の「管理」→「データストリーム」で確認できる測定IDです。
プラグインとタグの二重設置に注意 してください。両方入れると、訪問数が2倍に計測されます。
設定後のチェック:表示速度とモバイル対応
SEOの設定に加えて、サイト自体の状態も確認します。
| 項目 | 確認ツール | 目安 |
|---|---|---|
| 表示速度 | PageSpeed Insights | 3秒以内に表示されることを目指す |
| モバイル表示 | Lighthouse(Chrome DevTools) | スマホで崩れていない |
| タップ領域 | Lighthouse | ボタンが押しやすい大きさ(48px前後) |
主な改善策は、画像の圧縮、不要なプラグインやスクリプトの削除、キャッシュの利用です。
コンテンツ施策:検索する人の疑問に答える
設定が済んでも、中身が薄ければ評価されません。
- 「知りたい」「解決したい」に具体的に答える
- 実体験や実績など、 そのサイトにしか書けない情報 を入れる
- 重要な言葉はタイトルや見出しに自然に入れる(詰め込まない)
- 内部リンクで、関連ページへ誘導する
Googleは、品質の考え方として E-E-A-T (経験・専門性・権威性・信頼性)を示しています。実績、運営者情報、連絡先を明記することも、信頼性を伝える方法です。
外部施策:信頼を積み重ねる
- 被リンク :他サイトから自然にリンクされる状態を目指す。購入などの不正な手法は避ける
- Googleビジネスプロフィール :店舗・事業所がある場合は、登録して情報を最新に保つ。住所・電話番号は、サイトの表記と統一する
やってはいけないこと
- キーワードの詰め込み
- 他サイトの文章のコピー
- 被リンクの購入
- 公開後に「インデックスしない」設定を残す
まとめ
- 最初にやるのは、 Search Console登録とサイトマップ送信
- 次に、 タイトル・ディスクリプション を主要ページから直す
- noindex、OGP、パンくず、GA4を順に整える
- 効果が出るまで3〜6ヶ月はかかるため、Search Consoleを見ながら少しずつ改善する
SEOは「デジタル上のおもてなし」です。最初から完璧を目指さず、まず上の7つから始めてください。
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